スーパーから後つけ襲う？ ＝面識ない人物か、スマホ放置―三重中3殺害・県警

スーパーから後つけ襲う？　＝面識ない人物か、スマホ放置―三重中3殺害・県警

時事通信 8月31日(土)17時51分配信

　三重県四日市市の中学3年寺輪博美さん（15）が殺害され、同県朝日町の空き地で遺体が見つかった事件で、寺輪さんが友人とスーパーで別れた直後から、犯人に後をつけられた可能性があることが31日、捜査関係者への取材で分かった。遺体発見現場には寺輪さんのスマートフォンが壊されずに残っており、県警四日市北署捜査本部は、面識のない人物が襲った疑いが強いとみている。
　捜査本部によると、寺輪さんは25日夜、同市内の花火大会に行った後、友人と2人でJR関西線朝日駅で下車。午後10時45分ごろ、駅の西約500メートルのスーパーで別れた後、県道脇を歩いて自宅に向かったとみられる。
　午前0時まで営業のスーパー周辺は明るく照らされているのに対し、県道沿いには街灯もなく真っ暗で、人物を見分けるのは困難という。このため、捜査本部は一人で暗闇に向かって歩きだした寺輪さんを犯人が目撃し、後をつけて襲った可能性があるとみている。
　寺輪さんらとともに朝日駅で降りた客は他に3人いたが、いずれも女性で、駅からつけられた可能性は低いという。
　また、遺体発見現場には寺輪さんのスマートフォンが放置されていた。画面が割られるなど壊された形跡はなく、捜査本部は電話番号やメールアドレスが登録されていない見知らぬ人物が関与した疑いが強いとみている。
　一方、現場に遺留された寺輪さんのかばんや財布などには複数の指紋が確認されたといい、捜査本部は分析を急いでいる。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130831-00000082-jij-soci
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