＜ＪＲ西日本３人無罪判決＞控訴期限の１１日までに最終協議

＜ＪＲ西日本３人無罪判決＞控訴期限の１１日までに最終協議

毎日新聞 10月6日(日)19時55分配信

指定弁護士との会合後、記者の質問に答える遺族の（左から）奥村恒夫さん、上田弘志さん、大森重美さん、藤崎光子さん＝神戸市中央区で２０１３年１０月６日午後３時６分、久保玲撮影

　乗客１０６人と運転士１人が死亡した兵庫県尼崎市のＪＲ福知山線脱線事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたＪＲ西日本元会長の井手正敬被告（７８）ら歴代３社長を無罪とした神戸地裁判決について、検察官役の指定弁護士３人が６日、神戸市内で被害者説明会を開いた。出席した遺族らから控訴を求める声が上がったが、指定弁護士はこの日は結論を出さず、控訴期限の１１日までに最終協議する意向を明らかにした。

【写真で見る・ＪＲ福知山線脱線事故】事故車両が取り除かれ現れた曲がった線路

　説明会は非公開で約２時間開かれ、遺族ら１６人が出席した。指定弁護士によると、判決内容を説明した後、控訴について聞いたところ、反対の意見はなかったという。

　終了後に記者会見した指定弁護士の河瀬真弁護士は「判決は十分に審理が尽くされていない。控訴審でもう一度、証拠の評価を含めて審理する必要があるのではないか。被害者の意見を参考にしながら、３人でもう一度協議し、控訴するかどうか冷静に検討する」と述べた。

　事故で次男昌毅さん（当時１８歳）を亡くした上田弘志さん（５９）＝神戸市北区＝は説明会の後、「ＪＲ西側の主張だけを受け入れた判決は納得できない。重大な事故だったことが忘れ去られないために、ＪＲ西にもっと安全について考えてもらうために、裁判を続けることは意味があると思う」と控訴を求めた。

　９月２７日の神戸地裁判決は「事故の具体的な予見可能性は認められない」などとして、井手元会長らの過失を全面否定した。【椋田佳代、山田毅】

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遺族ら控訴を希望＝指定弁護士が説明会―福知山線事故

遺族ら控訴を希望＝指定弁護士が説明会―福知山線事故

時事通信 10月6日(日)17時12分配信

　兵庫県尼崎市で2005年4月、乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本の井手正敬元相談役（78）ら歴代3社長が神戸地裁で無罪判決を受けたことについて、検察官役の指定弁護士が6日、神戸市内で被害者説明会を開いた。
　説明会は非公開で約2時間行われ、遺族ら16人が出席。ほぼ全員が控訴を希望したという。
　事故で次男＝当時（18）＝を亡くした上田弘志さん（59）は終了後、「これまで息子に『ごめん』しか言えていない。これ以上無理というところまでやらないと納得できない」と唇をかんだ。娘＝同（40）＝が犠牲になった藤崎光子さん（72）も「厳しい戦いでも、最後まで被害者参加したい」と話した。
　検察官役を務めた河瀬真弁護士は「法律実務家として、説明会で出た意見を参考にしながら、控訴するかどうかを冷静に検討する。できるだけ早期に態度を決めたい」と述べた。　

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大阪で震度3

大阪で震度3

時事通信 10月6日(日)12時22分配信

　6日午後0時2分ごろ、大阪府北部を震源とする地震があり、同府高槻市で震度3の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード3．8と推定される。主な各地の震度は次の通り。
　震度3＝大阪府高槻市
　震度2＝大阪府枚方市、京都市。　

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＜幻の東京五輪＞１９４０年大会計画書 横浜で英語版発見

＜幻の東京五輪＞１９４０年大会計画書　横浜で英語版発見

毎日新聞 10月6日(日)9時56分配信

１９４０年東京五輪のプログラム（手前）と、東京をアピールする招致関係資料＝山本浩資撮影

　１９４０（昭和１５）年に開催予定だった幻の東京五輪の英語版プログラム（計画書）を横浜市の史料収集家が保管していることが分かった。３８年３月の国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）総会で配られたものとみられる。東京都庁には残っておらず、国内外のスポーツの歴史的資料を収蔵する秩父宮記念スポーツ博物館（新宿区霞ケ丘町・国立競技場内）にはドイツ語版があるのみ。同館の新名（にいな）佐知子学芸員は「ＩＯＣの資料は一般に出回りにくく、戦災などを経て今も所有している方は少ないはず。戦前のスポーツの歴史を知る貴重な資料」と話している。

【どうやって計画書を見つけた？】史料を発見した松田さんに聞いた

　映画演劇史料収集家、松田集（つどい）さん（６３）が、二十数年前に東京・神田神保町の古書市で偶然見つけ、保管していた。

　発行者は英文で「第１２回オリンピック東京大会組織委員会」と記され、約９０ページの冊子の中に実施計画や競技役員名などが記載されている。陸上、レスリングなど１８競技と当時の五輪にあった絵画や文学などの芸術競技が「正式競技」で、開催期間は８月２４日〜９月８日。武道や野球が公開競技として挙げられており、競技会場を記した地図ではメインスタジアムは明治神宮外苑周辺に計画。このプログラムは第１版で、その後改訂した。

　同組織委員会が開催返上決定後にまとめた報告書によると、最初のプログラムは３８年１月に完成し同３月のＩＯＣ総会で配られた。英語３０００、ドイツ語２０００、仏語２０００、日本語５００の計７５００部を発行。Ａ５判の表紙は白い和紙でできている。

　改訂理由は、開催期間が変更になったため。「日本での８月開催は暑すぎる」と欧州の競技関係者が指摘し、第１版のプログラムが配られたＩＯＣ総会で投票が行われた結果、９月２１日〜１０月６日に変更されたという。

　メインスタジアムも明治神宮外苑に１０万人収容のスタジアムを新設する計画だったが国内で反対意見が出たため、同総会後に駒沢ゴルフ場跡（現・駒沢オリンピック公園）に変更。日中戦争長期化などで開催返上を決めた３８年７月には、改訂版プログラムの草案は完成していたとされる。

　松田さんは４０年東京大会のプログラムだけでなく、同大会の招致活動時に東京のアピールのため作られた英文の資料や、代替開催を予定し断念した４０年ヘルシンキ大会のプログラムも古書市で見つけて保管している。２０２０年の東京五輪・パラリンピック開催決定に「戦争で中止になった五輪の存在も忘れないでほしい」と話している。【山本浩資】

　【ことば】１９４０年「幻の東京五輪」

　当時の東京市が東洋初の五輪開催都市として立候補。ドイツ・ベルリンで開かれた３６年７月のＩＯＣ総会では、講道館柔道の創始者でアジア初のＩＯＣ委員の嘉納治五郎が招致演説し、ヘルシンキ（フィンランド）を９票差で破った。同年１２月に組織委員会が設立され、会長に徳川家第１６代当主で貴族院議員などを務めた徳川家達が就任。日中戦争の泥沼化で３８年７月に開催を返上した。代替開催地となったヘルシンキも第二次世界大戦勃発で開催を断念し、夏季五輪は４８年ロンドン大会で再開。東京市を含む東京府は４３年に都制度に移行した。

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日常的に暴行、稼がせる…九頭竜湖殺人被告

日常的に暴行、稼がせる…九頭竜湖殺人被告

読売新聞 10月6日(日)9時37分配信

　愛知県一宮市の女性を殺害し、遺体を福井県の九頭竜湖に捨てたとして殺人罪などで起訴された中古車販売業林圭二被告（４０）（岐阜県美濃加茂市）が、同居していた浅埜(あさの)江里さん（当時２６歳）も死なせたとして５日、傷害致死容疑で再逮捕された事件で、林被告が日常的に浅埜さんに暴行を加えて精神的支配下に置き、浅埜さんに稼がせていたことが愛知県警への取材で分かった。

　林被告は２００９年７月１０日頃、自宅和室で、浅埜さんが座れば首が絞まる状態で首に鎖を巻いて立たせたまま放置し、浅埜さんを首の圧迫で窒息死させた疑いが持たれている。

　県警によると、林被告は、浅埜さんと０４年７月頃から同居を始め、翌年夏頃から、浅埜さんを模造刀で殴ったり、たばこの火を押しつけたりした。浅埜さんは０５年８月から０６年１２月までに、あごの骨を折るなどして少なくとも５回通院。暴力を受けたと判断した病院が岐阜県警に通報したが、浅埜さんは「転んだ」などと被害申告をしなかったという。同年１２月に家族が連れ戻したが、翌日には自ら林被告宅に戻っており、愛知県警は、浅埜さんが日常的に暴力を受け、抵抗できなくなっていたとみている。

　林被告は浅埜さんを風俗店で働かせたほか、０６年末頃から死亡直前まで、林被告宅の和室に閉じこめ、インターネットで浅埜さんの映像を配信して金を得ていた。当時無職だった林被告の口座残高は、昨年１０月の逮捕時に約４０００万円あった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131006-00000219-yom-soci
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被害者の所持品見つからず、証拠隠滅か 宮崎、遺棄容疑

被害者の所持品見つからず、証拠隠滅か　宮崎、遺棄容疑

朝日新聞デジタル 10月6日(日)4時54分配信

　宮崎市のマンションで切断された女性の遺体が見つかった事件で、亡くなった沢木友美さん（２７）らが暮らしていた部屋などから、沢木さんの所持品が見つかっていないことが５日、捜査関係者への取材でわかった。県警は、東（あずま）竜二容疑者（２８）＝死体遺棄容疑で逮捕＝らが証拠隠滅を図った可能性もあるとみている。

　県警によると、沢木さんは宮崎市の金丸真菜実容疑者（２３）＝同容疑で逮捕＝のマンションで一緒に暮らし、東容疑者も同居状態だった。東容疑者らは８月ごろに沢木さんの遺体を切断し、阿部祐美（まさみ）容疑者（２２）＝同＝のマンションに隠した疑いが持たれている。

　県警は、遺体切断現場とされる金丸容疑者宅や、遺体があった阿部容疑者のマンションを家宅捜索し、携帯電話や圧縮袋、通帳、パソコンなど計１０８点を押収。ただ、捜査関係者によると、沢木さんの軽自動車は残っていたが、沢木さんの携帯電話や財布など、生活に欠かせない品は一切見つかっていないという。

朝日新聞社

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＜国税調査官脱税工作＞「カネ以外に商品券ももらった」

＜国税調査官脱税工作＞「カネ以外に商品券ももらった」

毎日新聞 10月6日(日)2時30分配信

　大阪国税局の調査官の脱税工作を巡る贈収賄事件で、西税務署の元上席国税調査官、平良（たいら）辰夫容疑者（４３）＝加重収賄容疑で逮捕、休職＝が「現金以外に商品券ももらった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。大阪地検特捜部は、ＯＢの元税理士、細名高司容疑者（６１）＝贈賄容疑で逮捕＝が平良容疑者に多額の金品を提供し、不正に加担させたとみて捜査している。

　捜査関係者によると、平良容疑者は、脱税工作に協力した見返りとして現金約１００万円を受け取ったことを認めているが、現金だけでなく、商品券も受領したと話している。特捜部は、商品券が賄賂に当たるかどうかなど、その趣旨について慎重に捜査している。

　細名容疑者が経営する「税理士法人ナイスアシスト」（大阪市浪速区）の事務所には、多額の現金やビール券などの商品券が常備されていた。細名容疑者は事務所に出入りする知人らに商品券を渡していたという。

　事務所には、平良容疑者だけでなく、複数の国税職員が出入りしていたとされている。特捜部は、細名容疑者から商品券などを受け取った人物の特定も進めている。

　平良容疑者は２０１１年９月、細名容疑者の顧客だった大阪市のホストクラブ運営会社「Ｍ」の脱税工作に協力した見返りに、細名容疑者から現金約１００万円を受け取ったとして逮捕された。現金は細名容疑者の事務所で受け取ったという。

　平良、細名の両容疑者は同じ税務署で働いたことがある旧知の仲。細名容疑者は１９９８年に不祥事で懲戒免職になった後も、平良容疑者ら複数の国税職員と親しく付き合っていたとされており、特捜部は交遊関係を調べている。

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＜式年遷宮＞４０００人見守る中、フィナーレ遷御の儀

＜式年遷宮＞４０００人見守る中、フィナーレ遷御の儀

毎日新聞 10月5日(土)20時58分配信

暗闇と静寂の中、白い絹の覆いに囲まれて新正殿に向かうご神体＝三重県伊勢市の伊勢神宮外宮で２０１３年１０月５日午後８時１４分、佐々木順一撮影

　伊勢神宮（三重県伊勢市）の式年遷宮は外宮（げくう）で５日夜、小雨の中、ご神体を新しい正殿（しょうでん）にうつす「遷御（せんぎょ）の儀」が行われた。外宮では６日に五つの祭儀があり、内宮（ないくう）と外宮で８年かけて行われてきた２０年に１度の式年遷宮の諸祭事は全て終了する。

【写真特集】黒田清子さんが臨時祭主を務めた「遷御の儀」

　外宮は衣食住の神様「豊受大神（とようけのおおみかみ）」をまつる。２日に遷御があった内宮から約４キロ離れている。

　灯籠（とうろう）などの明かりが消され、午後８時前、神職が鶏の声をまねて３度唱える「鶏鳴三声（けいめいさんせい）」が響いた。内宮では「カケコウ」だが、外宮では「カケロウ」だ。

　８時ちょうど、ご神体が旧正殿を「出御（しゅつぎょ）」。闇の中に、黒や赤、緑の遷宮装束に身を包んだ勅使の手塚英臣・宮内庁掌典長や、黒田清子臨時祭主、鷹司（たかつかさ）尚武（なおたけ）大宮司ら神職たちの「渡御御列（とぎょぎょれつ）」が姿を見せた。列の人数は内宮の遷御に比べて少なく約１００人。雨儀廊（うぎろう）と呼ばれる屋根付き回廊の下を、西隣に建て替えられた新正殿にゆっくり向かう。雨具を着た特別参拝者約４０００人が見守った。

　雅楽の調べが響き、ご神体を囲む白い絹垣（きんがい）が、ちょうちんの灯に照らされて進んだ。外宮には社殿前に石段がないため、移動時間は内宮の遷御より少し短い。午後８時２０分ごろ、参道の明かりが再びともされた。ご神体は新正殿に無事に納められた。

　豊受大神は、内宮の天照大神（あまてらすおおみかみ）の朝夕の食事をつかさどるとされる。約１５００年前の雄略天皇の代に丹波国から伊勢に迎えられたという。衣食住や産業の神として信仰されている。【谷口拓未、新井敦】

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