＜統一テスト＞大阪府独自 中学１、２年生対象に来年度実施

＜統一テスト＞大阪府独自　中学１、２年生対象に来年度実施

毎日新聞 11月21日(木)12時2分配信

　大阪府教委が府内の公立中学１、２年生全員を対象に、学力を測る府独自の「統一テスト」を来年度に実施する方針を固めたことが分かった。基礎学力の向上を目的とする。さらに、テスト結果を内申点に反映させ、高校入試の合否判定の材料にするかどうか府教委は検討しているが、市町村教委には「入試の前倒しになりかねない」と反発の声が強い。

　大阪府は今年の全国学力・学習状況調査（全国学力テスト）で、中学３年生は全教科が全国最下位レベルに低迷した。府教委は、２０１７年度の全国学力テストで、中学校の平均正答率を全国水準に向上させることを目指している。来年度予算の編成で、「府中学生『学びチャレンジ』事業」として統一テストに約２億円を要求した。

　名称は「チャレンジテスト」で、３学期に実施。中学１年は３教科（国数英）、２年は５教科（国数英理社）。対象は約１５万人。

　府教委は昨年８月、全国で唯一相対評価を採用してきた中学の内申書を、絶対評価に見直すことを決めた。早ければ１６年春の入試から切り替えるが、絶対評価では学校や教員によって評価のばらつきが生じる可能性が指摘された。統一的な基準を作る必要性や、学力向上に向けた課題・検証に役立てることなどを目的に、統一テスト導入を検討してきた。

　都道府県独自の統一学力テストは、全国テストで上位の秋田県など他県でも実施されているが、府教委によると内申点に反映させる例はないという。【深尾昭寛】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000036-mai-soci
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小笠原に島が誕生 直径２００メートル、海底火山噴火で

小笠原に島が誕生　直径２００メートル、海底火山噴火で

朝日新聞デジタル 11月21日(木)0時56分配信

黒い噴煙を上げて出現した直径２００メートルの新たな島。左上は西之島＝２０日午後４時２０分ごろ、海上保安庁提供

　【工藤隆治】２０日午後４時２０分ごろ、小笠原諸島の西之島の南南東約５００メートルの海上に、直径約２００メートルの新たな島ができているのを、海上保安庁の航空機が確認した。海底火山の噴火によるもので、活動はしばらく続くとみられる。海底噴火による新島の出現は２７年ぶり。海保は、近くを通る船に注意を呼びかけている。

【動画】小笠原の海上に出現した新島＝海上保安庁提供

　新たな島は東京の南約１千キロ、父島の西約１３０キロにできた。標高数メートル。

　海保の提供映像では、中央付近にある火口から時折、爆発的に黒い噴煙が噴き出して高さ約６００メートルに達し、白い湯気がさらに高く上っている。陸地の周囲では、爆発で吹き飛ばされた岩石が海面に落ちる様子も確認できる。

　付近では１９７３年にも噴火で島が現れ、近くの無人島の西之島とつながった。これ以降、海水の変色がたびたび確認されていたという。

朝日新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131121-00000004-asahi-soci
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