＜広島死体遺棄＞逮捕の少女ＬＩＮＥに書き込み「殺害した」

＜広島死体遺棄＞逮捕の少女ＬＩＮＥに書き込み「殺害した」

毎日新聞 7月16日(火)20時15分配信

遺体が遺棄されていた灰ケ峰の現場（○印）＝広島県呉市で２０１３年７月１４日、本社ヘリから大西岳彦撮影

　◇逮捕の少女の母「被害者の方に心からおわび」

　若い女性の遺体を広島県呉市の灰ケ峰（はいがみね）（標高７３７メートル）の山中に遺棄したとされる事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職少女（１６）が自首する前に、スマートフォン（多機能携帯電話）などの無料通信アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」で、知人に向けて「殺害した」とのメッセージを書き込んでいたことが１６日、少女の関係者らへの取材で分かった。自首前後に感謝や後悔、謝罪の言葉なども書いており、覚悟を決めて自首したことをうかがわせている。

【女子生徒、４月上旬にはブログに「だーい好き」】　逮捕少女は「ラインで悪口、腹立った」

　少女は１２日午後１時１０分ごろ、母親に付き添われて県警広島東署に自首した。「友達を殺して灰ケ峰に捨てた」と話し、供述通りに遺体が見つかったため、１４日未明に逮捕された。被害者は少女と同じ広島市内の高等専修学校に通っていた元同級生で、現在も籍を置く女子生徒（１６）とみられている。

　少女や捜査の関係者によると、少女は自首前、ある知人にラインで女子生徒を「殺害した」ことや自首することを伝えたという。また、複数の友人に同じくラインで「支えてくれてありがとう」という感謝や後悔の言葉、けじめをつける思いを伝えた。更に自首してから逮捕されるまでの間には「裏切ってごめんね」などと、謝罪の言葉をつづっていたという。

　一方、県警捜査本部は１６日、見つかった遺体は死後２〜４週間、経過していたと発表した。現場には事件に関係しているとみられる靴など１８点の遺留品があったとし、遺体の身元確認はＤＮＡ型鑑定などで最大１０日ほどかかるとしている。

　また、少女の母親は１６日、県警を通じて「今回、私の子供が起こした事件で、母親として被害者の方に心からおわびします」とのコメントを出した。【黄在龍、石川裕士、吉村周平】

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＜みかじめ料＞返還求め提訴 「暴力団トップに責任」

＜みかじめ料＞返還求め提訴　「暴力団トップに責任」

毎日新聞 7月16日(火)15時0分配信

　指定暴力団山口組弘道会（本拠・名古屋市）の傘下暴力団にみかじめ料を払っていた飲食店経営の女性が１６日、「暴力団の威力を背景に財産を侵害された」として、山口組トップの篠田建市（通称・司忍）組長と傘下暴力団組長を相手取り、過去に支払ったみかじめ料など計１７３５万円の賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こした。２００８年の暴力団対策法の改正で、暴力団トップの使用者責任が問えるようになって以来、みかじめ料を巡る民事訴訟の提訴は初めてとみられる。

　みかじめ料は暴力団の重要な資金源となっている。訴えが認められれば、同種訴訟が全国に広がる可能性がある。トップに責任が及ぶことで末端組員のみかじめ料要求行為を萎縮させる効果も期待できるため、暴力団に大きなダメージを与えると注目される。

　傘下暴力団は稲葉地一家（松山猛善総長）。松山総長は昨年１１月、女性からみかじめ料を脅し取ったとして、恐喝罪で起訴されている。

　訴状によると、女性は１９９８年７月から名古屋市内でクラブを経営。開店直後から稲葉地一家にみかじめ料を要求され、月３万〜１０万円を支払ってきた。０８年に店を移転したのを機に支払いを拒否しようとしたが、松山総長に「どこに行っても支払わなきゃいけない。そんなこと言っとったら放火されるぞ」などと脅されたという。１０年の愛知県暴力団排除条例制定をきっかけに関係を絶ったが、それまでに支払った総額は１２年間で約１０００万円に上るという。脅迫で被った精神的損害に対する慰謝料５００万円なども合わせて請求した。

　改正暴対法は、組員が「暴力団の威力を利用した資金獲得行為」で他人の生命、財産を侵害した時、トップの賠償責任を問えると定めている。女性側は、みかじめ料要求がこれに該当すると判断した。

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＜広島死体遺棄＞逮捕の少女ＬＩＮＥに「裏切ってごめんね」

＜広島死体遺棄＞逮捕の少女ＬＩＮＥに「裏切ってごめんね」

毎日新聞 7月16日(火)15時19分配信

遺体発見現場の地図

　若い女性の遺体を広島県呉市の灰ケ峰（はいがみね）（標高７３７メートル）の山中に遺棄したとされる事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職少女（１６）が自首後に、スマートフォン（多機能携帯電話）などの無料通信アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」で、知人らに向けて「（信頼を）裏切ってごめんね」と謝罪の言葉を書いていたことが１６日、少女の関係者らへの取材で分かった。自首前には殺害の告白や感謝、後悔などの心情も書き込んでいた。

【「ＬＩＮＥで悪口、腹立った」】逮捕の１６歳　４月上旬にはブログに「だーい好き」

　少女は１２日午後１時１０分ごろ、母親に付き添われて県警広島東署に自首した。「友達を殺して灰ケ峰に捨てた」と話し、供述通りに遺体が見つかったため、１４日未明に逮捕された。被害者は少女と同じ広島市内の高等専修学校に通っていた元同級生で、現在も籍を置く女子生徒（１６）とみられている。

　少女や捜査の関係者によると、少女は自首前、ある知人にラインで女子生徒を「殺害した」ことや自首することを伝えたという。また、複数の友人にはラインで「支えてくれてありがとう」という感謝や後悔の言葉、けじめをつける思いを伝えた。更に自首してから逮捕されて身柄が拘束されるまでの間に「裏切ってごめんね」などと謝罪の言葉をつづっていたという。

　県警捜査本部によると、少女は一貫して「自分１人でやりました」と供述しているとされるが、現場への移動などについて第三者が関与した可能性があるとみて、捜査を進めている。【黄在龍、石川裕士】

　　　◇

　無職少女と女子生徒が通っていた高等専修学校の関係者が１６日、報道陣の取材に応じ「事件のことは新聞で見る程度しか知らない」と言葉少なに話した。学校関係者によると、女子生徒は現在も同校に在籍しているが、少女は「昨年は在籍していたが、３カ月くらいで、母親が『学校の方針と合わない』と言って退学届を出した」と説明した。【田辺佑介、高橋咲子】

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＜成年被後見人選挙権訴訟＞国と原告側、和解に合意

＜成年被後見人選挙権訴訟＞国と原告側、和解に合意

毎日新聞 7月16日(火)12時22分配信

　新藤義孝総務相は１６日午前の記者会見で、東京高裁と札幌、さいたま、京都３地裁で争われている成年被後見人選挙権訴訟について「政府内で協議を進めて原告との協議を行った結果、裁判上の和解により、いずれの訴訟も終結させることで原告と合意に至った」と明らかにした。和解時期については「私どもとすれば明日、明後日にも和解できるのではないかと考えている」との見通しを示した。

　関係者によると、いずれも原告側が訴訟で求めていた今夏の参院選での被後見人の選挙権付与を国が認めることを改めて確認したうえで、原告側が訴えの取り下げに応じるという。

　訴訟を巡っては、茨城県牛久市の女性が２０１１年２月に起こした裁判で、東京地裁が今年３月、成年被後見人の選挙権喪失規定を「違憲」と断じる判決を言い渡した。これを受け、規定を削除した改正公職選挙法が成立、先月３０日に施行され、今月の参院選から被後見人の選挙権が回復した。

　一方で、国側は判決を不服として東京高裁に控訴し、１７日に弁論が開かれる予定となっていた。１審で違憲判決が確定することに行政側には抵抗感があり、「判決が確定すると今後の立法裁量に影響を与える恐れがある」（坂本哲志副総務相）との懸念が示されていた。

　また控訴審は、公選法改正に伴って「訴えの利益がなくなった」として、原告側の逆転敗訴となる公算だったが、「国のやり方は大人げないのでは」（ベテラン裁判官）と疑問視する声も上がっていた。

　札幌、さいたま、京都の３地裁では１１年４〜９月に提訴され、係争中。

　会見で新藤氏は「原告の思いを受け止められる環境が整った。控訴を取り下げるのではなく、和解で訴訟終結を合意できたので非常に良かったのではないかと思っている」と述べた。

　一方、東京地裁で違憲判決を勝ち取った原告の名児耶匠（なごやたくみ）さん（５０）＝牛久市＝の父清吉さん（８１）は「なぜ国は１審判決を確定させずに控訴したのか。『お役所根性』が残っているのではないかと不満に思う面もある。しかし、このまま裁判を続けて無駄な時間とエネルギーを使うよりも、和解が成立した方が良いと思う」と話した。【中島和哉、川名壮志】

　◇成年後見制度

　認知症や知的障害などで判断力が衰えた人を保護する制度。本人や配偶者、親族、自治体（首長）らの申し立てに基づき、家裁が成年後見人を選ぶ法定後見と、本人があらかじめ後見人を選んでおき、家裁が選んだ監督人が監督する任意後見の２種類がある。後見人は家裁に報告した財産目録や年間収支計画に基づき、日用品の購入や財産処分、福祉施設への入所手続きなどを代行する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130716-00000040-mai-pol
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＜ネット選挙・定点観測＞「えらぼーと」も憲法・原発

＜ネット選挙・定点観測＞「えらぼーと」も憲法・原発

毎日新聞 7月16日(火)9時0分配信

えらぼーと利用者の関心度

　◇利用者関心度　ツイッターと共通点

　毎日新聞がインターネット利用者向けに提供しているボートマッチ「えらぼーと」（ｈｔｔｐ：／／ｖｏｔｅ．ｍａｉｎｉｃｈｉ．ｊｐ／）では、参院選候補者へのアンケートと同様の設問に答えると、政党や候補者との考えの一致度が分かる。設問ごとにそのテーマに対する関心度を「高い」「やや高い」「普通」から選ぶようになっており、集計した結果、えらぼーと利用者は「憲法改正」「原発」への関心が高い傾向にあることが分かった。

　公示前の７月１日から１５日午前までにえらぼーとを利用した６万２８３４人の回答を集計。憲法改正への賛否を聞く設問の関心度では「高い」を選んだ人が３１％、「やや高い」が１６％で、合わせると全体の半数近くを占めた。原発が必要かを尋ねる設問でも合わせて４割を超える一方、「消費税引き上げ」や「アベノミクス」に関する設問では４割に届かず、「年金」については３割を下回った。

　一方、毎日新聞が１３、１４日に実施した電話による全国世論調査では、参院選で最も重視する争点として「年金・医療・介護・子育て」が２９％、「景気対策」が２６％と、暮らしにかかわるテーマを選んだ人が多く、「原発・エネルギー政策」は８％、「憲法改正」は６％にとどまった。

　調査方法が異なるため安易な比較はできないが、ボートマッチに参加するほど政治に関心のあるネット利用者は、政党間の主張の対立がはっきりしている原発や憲法のようなテーマに関心が向きやすいと言えそうだ。

　ツイッターの投稿分析でも「原発」に関心が集中し、「憲法・改憲」への関心も比較的高い状況が続いている。能動的なネット利用者に共通する傾向とも言える。【石戸諭】

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「別人の車で現場へ」 広島遺棄事件、少女の供述変わる

「別人の車で現場へ」　広島遺棄事件、少女の供述変わる

朝日新聞デジタル 7月16日(火)3時1分配信

　広島県呉市の山中に女性の遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で逮捕された広島市の無職少女（１６）が、県警の調べに対し、遺棄現場で殺害したと説明している友人の少女と「広島市の中心部で待ち合わせ、（別人が運転する）車で山に向かった」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。県警は、車の運転者の身元や事件への関与を調べている。

　また、遺体で見つかった女性は発見時、靴を履いていなかったことも判明。女性は別の場所でトラブルになり、灰ケ峰（標高７３７メートル）山頂近くの現場に運ばれたとみて調べている。

　県警は、遺体で見つかった女性について、少女が通っていた高等専修学校の元同級生（１６）＝同市安佐北区＝とみている。１６日に司法解剖して死因を調べ、ＤＮＡ型鑑定で身元を特定する方針。県警は１５日、少女を広島地検に送検した。

朝日新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130716-00000003-asahi-soci
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＜広島少女遺棄＞「ＬＩＮＥで悪口、腹立った」逮捕の１６歳

＜広島少女遺棄＞「ＬＩＮＥで悪口、腹立った」逮捕の１６歳

毎日新聞 7月16日(火)2時31分配信

送検のため、呉署を出る少女を乗せた車＝広島県呉市で２０１３年７月１５日午前８時３６分、望月亮一撮影

　若い女性の遺体を広島県呉市の灰ケ峰（はいがみね）（標高７３７メートル）の山中に遺棄したとされる事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職少女（１６）が、「（メッセージなどのやり取りができる無料通信アプリの）ライン（ＬＩＮＥ）で（被害者に）悪口を書かれ腹が立った」と供述していることが１５日、捜査関係者への取材で分かった。

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　一方、被害者はブログで少女との親密さを書いていたことも判明。県警捜査本部は、２人の関係の変化が動機につながった可能性があるとみて調べている。

　被害者は少女と同じ広島市内の高等専修学校に通っていた元同級生で、現在も籍を置く女子生徒（１６）とみられている。

　捜査関係者によると、少女はこれまでに「灰ケ峰に車に乗って２人で行き、その場で殺した。（女子生徒に対して）気に入らないことがあって口論になり、その後もみあいになった」と供述しているとされる。

　ラインに書かれたという悪口は、少女のスマートフォン（多機能携帯電話）からは見つかっていないが、動機の一つである可能性があり、捜査本部は消去部分を復元するなどして、さらに調べている。

　また、女子生徒は４月上旬、自分のブログに「（少女と）遊ぶよー」「だーい好き」「ありがとねー」などと書き、２人の仲の良さを伝えていた。ブログは５月中旬を最後に更新されていない。

　少女は現場までの移動で利用したとする車を巡って、当初は「タクシー」とするなど、供述が一貫していないという。車を誰が運転したかなどについても説明にあいまいな部分があるといい、捜査本部は移動などに第三者が関与した疑いがあるとみて調べている。【黄在龍、石川裕士、寺岡俊】

　◇遺棄容疑で送検

　広島県警は１５日、少女を死体遺棄容疑で広島地検に送検した。少女は同日午前８時半ごろ、数人の捜査員に付き添われて灰色ワゴン車で県警呉署を出発。移送車の中で、少女は白っぽいフードを頭からすっぽりとかぶってうつむいた様子だった。【稲生陽】

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＜傷害＞茨城・殴打の女児、意識戻らず手術

＜傷害＞茨城・殴打の女児、意識戻らず手術

毎日新聞 7月16日(火)1時1分配信

　茨城県龍ケ崎市の路上で１４日午後、小学５年の女児（１０）が男に殴られた事件で、女児は１５日も意識不明の重体が続いていることが分かった。県警竜ケ崎署によると、女児は脳内出血のため東京都内の病院に入院、頭部の手術を受けたという。

　一方、傷害容疑で逮捕された同県牛久市田宮（たぐう）、無職、野口裕美容疑者（３０）は、６月３日に現場から約４キロ離れた自立支援施設に入居したばかりで、日中は就労訓練を受けていたことが分かった。施設によると性格は穏やかで、問題行動などはなかった。１４日は訓練が休みで午後から外出したという。【安味伸一】

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